宿泊施設での洗浄・清拭・消毒

宿泊施設での「洗浄・清拭・消毒」は、宿泊者が安心して利用できる環境を維持すると同時に、
接触による汚染の拡大を防ぐ衛生管理として考えるとよい。
宿泊施設の洗浄・清拭・消毒の基本は、①洗浄→②清拭→③必要に応じて消毒→➃乾燥であるが、
全ての場所を一律に消毒するのではなく、「汚れの程度」「人が触れる頻度」「感染リスク」などに応じて掃除方法を使い分けることが重要
1. 客室:特に重点的な管理が必要な場所は、宿泊客が頻繁に触れる場所
 ドアノブ・取っ手、電気スイッチ、リモコン、テーブル・デスク、ベッド周辺、水栓・洗面台、
 トイレのレバー・便座、電話機、客室内の備品 まず汚れを除去し必要に応じて適切な消毒を行う 
2. 浴室・トイレ:水、乾燥が特に必要
 浴室では、浴槽、シャワー、水栓、排水口、壁・床などを清掃する
 トイレでは、便座、便器、洗浄レバー、ドアノブ、手洗い設備、などを重点的に管理する
3. 共用スペース
 宿泊施設では、客室だけでなく不特定多数の人が触れる場所も重要で、エレベーターのボタン、
 手すり、ドアノブ、フロント周辺、共用トイレ、自動販売機の操作部、カードキー関連設備、
 ラウンジのテーブル・椅子 こうした場所は、利用状況に応じて清拭頻度を設定するとよい
 基本的な考えとして、「清掃」と「消毒」を分けて考えることがポイント
 洗浄・清拭→よごれ、皮脂、ホコリ、食品残渣などを取り除く
 消毒→対象となる微生物を減らすために行う
 つまり、「消毒剤を使えば清掃が完了する」という訳ではなく、汚れがある場合、先ず適切な方法で
 洗浄・清拭し、その後、必要な場所に適切な消毒を行うという考え方が基本
 昨今増加している、インバウンドへの対応では「見える衛生」も重要であり、外国人宿泊者が増える
 宿泊施設では、衛生管理そのものに加えて、「清潔であることが宿泊者から見ても分かる」ことも
 大切。例えば、客室清掃の品質を表紙せゅん化する、清掃チェックリストをつくる、清掃済みの
 状態を明確にする、共用部の接触面を定期的に清拭する、スタッフ間で清掃方法を統一する
 などの仕組みが有効となる

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